電気設備通信工事と電気工事の違いは?
電気設備通信工事と電気工事は、同じ電気という言葉もつくので、工事内容は大きな違いはないのでは?と思う人もいるかもしれません。
しかし、電気設備通信工事と電気工事は、同じ電気工事の中でも別物です。
電気設備通信工事は、電話やインターネット、テレビなど、建物の中で情報を伝えるために使用する設備のことを言います。
電気設備通信工事を正式名称で表すと、
・電気通信線路設備工事
・空中線設備工事
・情報制御設備工事
・放送機械設置工事
・TV電波障害防除設備工事
・電気通信機械設置工事
・データ通信設備工事
などがあります。
一方、電気工事は、一般的な電気工事が主なものとなっていますが、扱う電力の大きさに違いがあるという特徴もあります。
どの工事も、電気工事士という国家資格を取得している人のみ工事作業にあたることができるので、資格がなければどの工事にも携わることはできません。
仕事内容的に、電気設備通信工事と電気工事が混同していることもありますが、工事の内容的には別物だということを理解しておくとよいでしょう。
電気工事士としてどちらの工事に携わっていきたいのかは、どのような電気機器を扱いたいのかによっても違いますし、勤務する会社によっても違いますので、工事に携わりたい機器があるなら、専門性の高い道を選ぶのがおすすめです。